製作年・製作国・監督名等は主に『キネマ旬報DB』データから引用していました。
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●●BARに灯ともる頃 1989イタリア エットーレ・スコラ
都会で成功した父と、田舎町で兵役中の一人息子の久しぶりの再会。
けれど、父子二人きりの一日は、当惑、喧嘩、仲直り、 また口論でギクシャク。 そんな父子をつなぐのは、貧しい機関士だった祖父の形見の懐中時計。 話題に詰まるたび、「いま何時?」 M・マストロヤンニとM・トロイージの絶妙な二人芝居。 |
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●画家と庭師とカンパーニュ 2007フランス ジャン・ベッケル
日頃のなにげない出会いでも、そのとき本当に必要としていたから
出会ったような気がする。 それが善きこと・人であればなおのこと、私の人生も 捨てたもんじゃないと。 この映画をみて、「ああ、やっぱりそうよね」 それにしても、フランス映画の大人の描き方は どうしてこうもなんでもないのに素晴らしいのだろう。 |
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●●スプレンドール 1989イタリア/フランス エットーレ・スコラ
もうひとつの 「ニュー・シネマ・パラダイス」 だそうであるが、有名なそちらは何度も手にとりながら結局、観ていない。 地味な(?)こちらに飛びついたのは、もちろん、 M・マストロヤンニと、M・トローイジだから。 アンゲロプロス作品のあの渋さとはうって変わって、 とてもおちゃめなマストロヤンニです。 |
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●●善き人のためのソナタ 2006ドイツ フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
ラスト。 一冊の本を開いた瞬間、主人公がはじめて見せる表情。 それをどう表そうかと思いつく限りの言葉を並べてみるが、どれも違う。 違う。違う。 観た人と黙って頷きあえたら、それでいい。 |
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