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  海にもたれてDiary

     滝 悦子
      個人誌『夜凍河』発行
       詩集『薔薇の耳のラバ』
  
  
トワイライトエクスプレス 
Diary Index

17 September, 2024 今日ご紹介の詩集

『身代わりたち』青木左知子さん

選択した言葉ひとつにしてもそこには詩人の来し方、奥行き、つまりは人生が
見える気がする。
「慣れ」の差があったとしてもじきに解決することだし、詩の出発に
早い・遅いは、それほど重要だろうか。
・・と、関わりだけはいっちょまえに早い私は思うのでした。



18 August, 2024 『ワンス・アポン・ア・タイム』

ロバート・カーライルが出ているというだけで借りた。

  アメリカのTVドラマだったらしいが、 レンタルでは
  シーズン5まであって、シーズン1ごとにDVD11枚。
  そのDVD1枚に2話収録。

  主人公・エマは、実は白雪姫とチャーミング王子の娘。
  エマの息子だと名乗る少年ヘンリーに案内されて来たのは、
  メイン州のストーリーブルックという町で、そこの住人たちは、
  悪の女王の呪いによって本来の記憶を失くしたおとぎ話の
           キャラクターたち。
エマの出現によって、それまで止まっていた時計台の針が動き出す・・。
白雪姫、ピノキオ、赤ずきん、ルンペルシュティルツキン、魔法のランプの魔人、
ロビン・フット、フック船長、シンデレラ、アーサー王、フランケンシュタイン、etc.
巨人の国、オズの国、古代中国、雪の女王の国からも、もれなく登場して
繰り広げるファンタジーミステリー。

白雪姫が学校の先生だったり、白雪姫の継母・悪の女王がストーリーブルックの
独裁的な町長だったり、白雪姫が追剥を生業にしていた時分もあったりで、
おとぎの国と現実世界が交互に展開。当然、ころっとコスチュームが変わるから、
演じる俳優たちも楽しかっただろうなあ。

ロバート・カーライルはさすが!
七人の小人たちの生まれや、ピーターパンの正体にはびっくり!
やはり悪の女王は美しいほど怖くてステキ!

ほぼ一ケ月、ずっと観ていた。
  ・・・6月の絶不調はこのせいだったかも。



10 August, 2024 被災地のみなさま、お見舞い申し上げます



06 August, 2024 発見その2

信号のない横断歩道で立っていると、6割の車は止まらない。
こちら側のバスやタクシーは止まってくれても、反対車線は
ほとんど無視だから、せっかく待っていてくれていても、
なかなか渡れない。

止まらない車の8割は女性ドライバー。
まったく見ていない!と思うものの、かつての自分自身を振り返れば
ひとのことは言えないか・・。

とても急いでいるのは表情でわかったけれど、福祉の看板を背負った車で
それはないでしょ。
の場合もあって、「〇〇ケアホームと書いた車で無法運転していたのは
2回とも同じ人だった」と周囲に言いふらしたよ。



17 July, 2024 きょろきょろ

その昔。
月一回の休みでも、冬になって周囲がバタバタ倒れてもまったく平気で、
「一週間くらい入院でもして休憩したい」などとバチあたりなことを言っていた。
やがて。
ふだんは相変わらず「無敵」と言われるほどなのに、突然倒れ、そのまま入院。
のパターンが始まった。そのたびに仕事では思いっきり迷惑をかけてしまい、
ついに、事務のパートのおばさん最高齢更新も終了した。
引き際が分からなかった私にはちょうど良かったのだろう。

そうして、いま。
再び、どころか三度「拾う神」のおかげで、いくつもの出会いにわくわく。
なによりはじめての世界にきょろきょろ。いがいに元気です。


■今日ご紹介の詩集2冊
・くすっと笑った後でギクリ。しかして一つ屋根の下の生者と死者の交流は暖かい
 『家鳴り』 伊与部恭子さん

・生と死と時と場と夢と現とそのあわい。「交差した時間」の記録だろうか
 『目覚めたら草を』 中村明美さ



07 March, 2024 『咳をしてもひとり』

ちいさくなったおじいさんが出てきて、
その後から麦わら帽子をもったおばあさんが。
おじいさんに帽子をかぶせると、手をつないでよちよち・・

去年の夏の始まる頃だったろうか、信号待ちで何気なく見ていた。
ハンドルを握り直した家人が、「未来のおれたちだな」



03 February, 2024 この、この

子どもの代になり、顔も知らないままの親戚から年賀状が届き、
あわてて印刷したその日の、能登地震。
珠洲市に出せなかった年賀状がいまも残っている。

北陸方面の詩集を交換したみなさまも、どうかご無事でありますように。


年賀状のかわりに届いた訃報は、大橋愛由等さんの!
そういう年代になったとわかってはいても、私のたった一冊の詩集の
産みの親であり、同い年であればなおさら力が抜ける。


この『海にもたれて』15年目になりました。
個人誌はいまだ冬眠中。
今年もよろしくお願いいたします。



28 October, 2023 ■今日ご紹介の詩集 『蜜雪』

    骨子
  ……
  わたしはこの詩集で文法に留意しつつ
  ときに文法によらずフランス語の詩を
  書き、別個に日本語の詩を隣に添えた。
  そうすることによって、同一テーマで
  フランス語と日本語の詩をばらばらに
  読みつつ同じ世界を共有するなんとも
  いえない狂喜(Quel enthousiasme)を
  感じてほしかったのだ。
  ……

という月村さんの意図にもかかわらず、フランス語もお手上げなので
日本語部分のみご紹介させていただきました。
『蜜雪』 月村香さん



17 August, 2023 ■今日ご紹介の詩集 『水平線はここにある』

とてつもないヒリヒリ感。同時に「覚悟」のような潔さがあり、それは不思議に大らかだ。
『水平線はここにある』 松川穂波さん

かつて、オノマトペは使わない、使ってもどうしても!の時だけ。
頼るのでなく、それを言葉でもって現すべきだと思っていた。
ところが、詩に関係しない人たちがすてきなオノマトペの使い方をしてして、
いたく感心。
使うことを自分に許しだしたとき、松川さんの詩にであった。
目が覚めた。気がした。



14 August, 2023 目標 傘

初夏のころ、
吐きながら泣きながら!過酷な手のリハビリを続けていた。
おかげで、2週間後にはだらりとした右手がかなり動くように。
よっしゃ! 
安心してしまい、課された自主訓練をサボっていたら、あれ?あれ?

それでも一ヵ月後の検査結果は、集中リハビリ直後の数値がほぼ維持できていた。
で、つい・・
傘をさして歩けるようになる、の目標にはまだまだ遠い。



09 March, 2023 発見その1

道路がガタガタ。
しかも、ほとんど傾斜になっている。
わずかな歩道部分にバイクや自転車、街路樹の根っこが。
怖い。

通勤していたころ、若い女性が杖を持っていた姿は印象に残っていたが、
いま、こんなにも周囲に杖を使っている人が多いことに、びっくり。
そして、世代的にも近そうな相手を吟味?している自分に気づく。
これまたコワい。



17 February, 2023 ■今日ご紹介の詩集 『四角いまま』

削ぎ落され骨格だけになった。なのに息遣い、柔らかな視線がより鮮やかに。
『四角いまま』 武内健二郎さん

まだ? そろそろ? ・・まだ?
ずっと、長いこと待っていた間に、大好きな『茄子を煮る人』も
「Collection詩」の最初の形と、こちらの詩集とではすこし違っている。
どうぞ読み比べてください。



07 February, 2023 影響

衣服や靴、バッグ、本など、こぎれいな中古品なら私は平気だが、
たとえ「新品未使用」であっても、一度他人が手元に置いたものには
ハナから拒絶反応をしめす人も多いようだ。

レンタルしていたベッドを返却して、新たに用意することに。
薦められたのが中古品。金額を気にする私にはお手頃。
種類も豊富。
しかし、お断りした。
なぜって、そのとき読んでいたのが『陰陽師』。『宮廷の烏』。
事故や病気で臥せっていた人の苦痛。焦燥。無念。悪夢。絶望。・・。
さすがに呪いまでかかっているとは思わなかったが、
呪符は寝台の下が効果的らしい!!

ベッド以外の用品は中古、フリマでの売買は続いています。



17 January, 2023 ■今日ご紹介の詩集2冊

・境界線だったあたりさえ何食わぬ顔をして闊歩するこの熱量
『唐辛子になった赤ん坊』 倉橋健一さん

・呼吸がこんなにも壮大だったなんて。だから、たおやかに立っていられる
『天を吸って』 野口やよいさん



11 January, 2023 あけましておめでとうございます

『海にもたれて』14年目になりました。

  自分で言うのもナンですが私は努力した
リハビリ病院を退院後、周囲におおいに自慢していた。
ところが、できないことが少しずつできるようになってきたら、
こんどは保険適用外が増えてきて、・・・!?

まあ不満はいつでも言えるからこの程度ですんだことを幸いとすべきでしょう。
では、気をとりなおして。

昨年も詩集や詩誌をいただき、本当にありがとうございました。
こちらも少しずつ進んでゆくつもりです。
よろしくお願いいたします。



09 December, 2022 5回め

コロナウイルスワクチンを終了。
3回目までは腕の腫れと痛み、頭痛や微熱があって薬を使ったものの、
今回も腕が腫れて痛いくらいで済んでいる。
それにしても、コロナに関して様々な話を聞くが、はてさて??

どちらさまもつつがなくお過ごしください。

■今日ご紹介の詩集
・長い苦しみの傍らで見つ続ける距離は、とても果てしない。
『ガラスの部屋』 石村勇二さん



31 October, 2022 誰もがすなるフリマといふものを

不用品の処理をしようと、昔々にやっていたオークションを考えていたが
若い人たちに尋ねると「そりゃメルカリですよ」
そっか。
なるほど。

あちこちのフリマをのぞくと、無いものは無いくらいになんでもある。
ときどき、商売してる?のかんじも。
これじゃ町の小さなお店はたまらないだろうな、と思う一方で、
おさがり、中古品を使うようになってたきたみたいで、なんだか嬉しい。

■今日ご紹介の詩集
・少し下がって見つめ、耳をすますしていなければ何も受け取ることはできない。
『旅の文法』 柴田三吉さん



24 October, 2022 でも・・

入院中のこと。
慣れたガラケーではなく、家族にスマホを持たされた少し年上の患者仲間たちから
 ちょっと見てえな!
こういうことは若い人が詳しいから、と言っても嫌がるので一緒にさわっているうちに
「スマホのセンセ」と呼ばれるようになった。
ここかな、あ、違った、そんな私の危なっかしさ、経験の浅さが彼らの安心感に
なっていたようだ。

たしかに若い人たちは操作が早い。ものも言わずにちゃちゃっとやって、
 はい、できました。

じゃまくさい。説明してもムリ。
そう思っているだけではなさそうだが、分からないなりにもちょっこっとくらい
説明が欲しいんですけど・・

でも、言えない。



21 September, 2022 断捨離

 イヤな言葉だ。
 ポイポイ捨てるだけなら片付けでいいじゃない。たいそうな。
と、思っていた。

ある時、断捨離の達人なる人が「手離すときは必ずありがとうと言いましょう」
 あたりまえじゃない
で、気づいた。
しょっちゅう聞く一大決意の末の奮闘の話に いつも不快感だけが残ったのは、
この感謝の気持ちが感じられなかったからだろう。

そう言う私は、モノに対して「ありがとうございました」を言うほど
ニンゲンには言っていないかも?!

■今日ご紹介の詩集
・読み手のこちらを信用してもらっているような、ゆったり感が嬉しい。
『ニューシーズンズ』 中堂けい子さん



27 August, 2022 目標 5000歩

一日(できれば) 5000歩。
そう決めて歩いていたが、熱中症警戒アラートが出ているのに
用もなく歩き回って倒れるくらいなら、おとなしく閉じこもっているべし
と、あっさり変更。
これからは涼しくなるし、来年の今頃には現状より20%くらい前進していたらいい。

とは思うものの「前進」のすぐ横を「老化」がぴったり並んでいる。
・・・。

■今日ご紹介の詩集
痛みや苦しみの多い日々であってもいつも青い風が吹いているような
『五月の食卓』 山本眞弓さん



06 June, 2022  ■今日ご紹介の詩集 『海辺のメリゴーランド』

どのような土地どのような人々の中にあっても、ふうわり風景にまぎれている
『海辺のメリゴーランド』 浅野慈子(やすこ)さん



31 May, 2022 春名さん

    産んだ覚えのない赤ん坊が私の中に居る
    黒いフリルだらけのベビー服なんか着て
    薄桃色の足の裏で羽根布団の縁を蹴りながら
    大口を開けてよく泣く 

    お腹が空いたのか 体が痛いのか
    寂しいのか 年を取り過ぎたのか
    私にはよく分からない

    ・・・        「赤ん坊」部分

「どれだけ眠っても / 決して大人にならない赤ん坊」を愛しみ、
とても丁寧に育てていたのが春名純子さんだった。

詩集の表紙は2冊とも、ご自身が手がけたステンドグラス。
それをご自宅で拝見し、春名ワールドの豊穣さにうっとりしていたことを
なつかしく思い出す。

もう、いくつ角を折れても風屋にはたどり着けない。



29 May, 2022 すでに初夏

もはやこれまでか!?
病院に運ばれているとき、はんぶん覚悟した。
が、なかなかどうして。私はしぶといらしい。

なので、.半年ぶりに杖をついて帰ってきて真っ先に、灰皿を捨てた。
持ち歩いていたタバコケースを捨てた。
通勤に使っていたバッグやヒールのある靴を捨てた。

とりあえずモノを押し込んで物置と化した一つの部屋は、まだ冬のまま。
ま、これから時間だけはある・・はず。

なかなか元気です。


『海にもたれて』13年目になりました。
よろしくお願いいたします。



14 June, 2021 またしても

どちらさまにもご無沙汰しております

3月、パソコンのトラブルで修理するハメに。
データの多くはなんとか救い出してもらえたものの、からっぽのパソコンを前にすると、.
あらためてボーゼン。
忙しくなっていたこともあって、メールとインターネット以外は手つかず。
5月も終わるころ、さあ、ホームページを。
が、またしても躓きっぱなし。
去年、同じことをやったはずなのに、できない。なんで?なんで?!

それでも先日、やっとできた!
と思ったら、ファイルが一部なくなっている!
・・・。

力尽きるまえに、ともかく更新してみます。

メールアドレスも変更しました。



28 February, 2021 すでに!

『海にもたれて』12年目になりました。

ここも、いまどきのホームページしようか、と迷いつづけていました。
でも、詩が読める、詩への手がかり、きっかけになれば、
そして、あまり情報がないまま、まずは作品に向きあってみる、
の気持ちは変わらないので、しばらくこのジミなままでいくことにします。


昨年もたくさんの詩集をいただきまして、ほんとうにありがとうございました。
あいかわらずお礼も申し上げないままですが、少しずつご紹介させていただくつもりです。

どうぞよろしくお願いいたします。



13 October, 2020  またもご無沙汰しております

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

すっかり音信不通の私にも詩誌やたいせつな詩集をお送りいただきまして、
ほんとうにありがとうございます。


■今日ご紹介の詩集
・まさにタイトルのようなこのごろ。乗り越えてきた姿はお手本にしたいな。
『霾る』玉井洋子さん



12 January, 2020  あけましておめでとうございます

『海にもたれて』11年目になりました。

と言っても昨年は新年のご挨拶だけで更新していませんでした!


ダウングレードしたwin7を使っていたため、年明け早々からwin10へ戻す作業に必死。
このホームページ。
しっかりバックアップをとっていたはずなのに残っていたのは古いデータで、ぐったり。
やっと本日、サイトからダウンロードして複製した、つもり。
はたしてちゃんと見えているでしょうか・・。



02 January, 2019  あけましておめでとうございます

『海にもたれて』10年目になりました。

詩集から目をあげて、おだやかな日差しの公園をながめていると、しみじみ
 ほんとに詩っていいなあ。


どちらさまにもよき一年でありますように。

いつも詩誌、詩集をありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。



29 December, 2018  寒い夜

数年前に再入会した兵庫県現代詩協会。
2年に一度発行のアンソロジー用原稿に、なにかないかな、と思っていたが、ない。
つまり、この2年なにも書いていない!
・・そりゃ、個人誌も出せないわけだ。

今回は不参加。
のつもりでいたものの再連絡をいただき、昔の詩を送った。

制限などあってないような個人誌だから、とくにここ数年は、
ぐちゃぐちゃ、いっぱいいっぱい書いてあって、でも、なにもない。なにも言っていない。
ただ、そこに詩があればいい。
などと読む側には迷惑きわまりないことをやっていた。

30行くらいで小気味がよくて、うつくしくて、開かれている詩。
一編くらいは書いてみたいけど。


■今日ご紹介の詩集
・おとなの余裕って、こういうことなのだと『妻が出かけた日』野口幸雄さん



07 September, 2018  北海道のみなさま、どうぞ耐えてください



13 June, 2018  ある日

フェズの旧市街の路地。
の、行き止まり。
あるいは、中世の寺院の回廊。
の、片隅。
白い壁に反射する真夏の真昼の陽射し。
それを遮るのは半開きの大きく分厚い木の扉。錆びた錠前。無数の矢の痕。
長い年月、踏まれ続けた石畳。
人気が途絶えたその一瞬。

そんなカレンダーの切り抜き写真をながめ暮らし、風景をそっくり取り込んだり、
イメージがいつの間にかもぐり込んでいた詩もいくつか書いていた。
そうして20年以上たったある日、気づいた。
扉は、全開!
壁も白くない!
ひゃー!

裏付けが必要でないかぎり自分勝手な想像、勘違いを優先させて詩に使っているが、
あれほど長きにわたる思い込みもなかった。

先日、新しいフレームに入れ替えながら、画面下半分は磨り減った石畳だけなのに、
なにをどうして・・・。

そういうことって、他にもあるのだろうな。



09 March, 2018  もう3月!

今年も新年のご挨拶ができないままでした。

 動きが止まっているね。
先日も言われ、この地味なホームページを見てくださっているのだと感激。

大切な詩集をいただきながらお礼状も出していないので、お礼をこめてご紹介しよう。
・・と思いながらもちっとも進んでいません。
いつも、ほんとうにありがとうございます。

細々のんびりやっていきますので、今年もよろしくお願いします。


■今日ご紹介の2冊
「夢」もまた誤解されやすく、しかも安易に使われ過ぎる言葉だが、その寂しさ、腹立たしさを
吹き飛ばしてくれる。

・端正であることの気持ちよさ。詩集そのものがそっくり『夢の箱』橋本千秋さん

・自在であることの底力。硬軟ともに刺激たっぷり『片耳の、芒』瀬崎祐さん



08 October, 2017 今日ご紹介の詩集

以前、豊田和司さんから絵葉書セットのフォトポエムをいただいた。
ネット上の画像を平気で無断使用している私でも、こちらは写真家の方とのコラボ作品。
勝手にアップするわけにはいかない。
で、大切にとっていたが、元気をだしてほしい人たちがぽつぽつ現れてからは、
一言・二言だけ書いて使わせていただいていた。

詩誌の『あんぱん』に魅せられ、フォトポエム。いま、詩集『あんぱん』がある。
このご縁。なんとも不思議で、うれしい。

(念のため申しますれば「夜凍河」ページの写真2枚は撮影者に了解済み)



21 September, 2017  『トオルネラ忌』

寺岡良信さんが亡くなって2年。
歴史的仮名遣いでも、横書きでも、はたまた映画や写真でも、そこに詩があれば
それは詩。
の私にとって、歴史的仮名遣いのやわらかさにつつまれた寺岡作品は
とても好ましいものだった。
寺岡さんの行きつけのバーで、「ここで詩を書いている」と聞いたときは、現場に
立ち会った気がしたし、まるで違う書き方に驚きもした。
いまも詩集を開くたび、そう言ったときの寺岡さんの照れたような、どこか愉しそうな
表情が浮かぶ。

○寺岡良信さんを偲ぶ会『トオルネラ忌』

日時 9月24日(日)午後四時半より
場所 神戸・三宮 スペイン料理 カルメン 電話078-331-2228
会費 4500円(税込)


■今日ご紹介の詩集
・さびしさと不気味さと泣き笑いの気分でいると、どこかから聞こえる軽やかな、うふふ。
『こんなもん』坂多榮子さん


23 August, 2017  カーテン一枚

「無理をしたら再入院ですよ」念押しされて退院したのは7月半ば。
暑さでぐったりぎみだったが、先日の検査でも経過良好で、やれやれ。


4人部屋は週末になるとほぼ個室状態。だが、週が明ければ朝から満室。
入院慣れしているひともいれば、何度もナースコールで呼んでは同じことを聞くひとも。
そのたびの看護師さんたちの、やさしく辛抱強い応対に頭が下がった。
・・とても私にはムリ。

年輩の方のつきそいは娘だったり、お嫁さんだったり。
母娘だと、かなりキツイことを言い合っていても、そこはそれ。甘えと信頼があっての応酬に
つい、くすくす。・・どこもいっしょなんだ。

「ホームから一人で来ました」と言う80歳過ぎのひとに、さすがの看護師さんもびっくり。
どちらも80歳過ぎのおしゃべりに、あれ・それがほとんどなくて、びっくり。
・・私もそうありたい。

カーテン一枚で仕切った世界に一ヶ月。
ずいぶんお手本をもらった気がする。



08 August, 2017 ご案内 2017ふれあいの祭典 詩のフェスタひょうご 10月8日(日)

             
〇講演会 詩を書く時間ー言葉をころがす、言葉につまづく

〇講 師 平田俊子

◆2017年10月8日(日)13時30分~ (受付13時~)

◆ラッセホール リリー(B1F)
 電話 078-291-1117
 JR・阪神元町駅、地下鉄県庁前より徒歩8分
 阪急・地下鉄三宮駅より徒歩15分
      
◆入場無料

◆主 催 詩のフェスタ実行委員会
     兵庫県・(公財)兵庫県芸術文化協会・兵庫県現代詩協会
 
・・・以上、案内より。


■今日ご紹介の詩集
・遠く離れるほど、帰れない地であるほどシグナルは鮮やかに。
『寒風の中の合図』森田美千代さん



08 July, 2017  9階から

海沿いの高層マンション、高速道路、私鉄のバスロータリー、国道、JRの線路、山の麓まで伸びる住宅、山。
朝は朝の。昼は昼の。夜は夜の風景。
こういうところに住んできたのか。
海と山のあいだ。
故郷のかたち。

こちら側からは、視界を遮る建物はひとつだけ。
斜め後ろの塔のように透けていないから、いつも浮き上がっている。

ピッ。
鳴らした瞬間、断ち切るような、夜更けの貨物列車の警笛。


16 June, 2017  予定は予定

6年ぶりの作業で不安だったけれど、パソコンの引っ越しも完了。
新しくなるたび簡単に軽快になっていくのは当然、と思うものの、やはり感心してしまう。
そして、ついにホームページソフトもバージョンアップ。
次は、個人誌の発行。・・・と言いたいが。


■今日ご紹介の詩集
・たとえば被災地への向き合い方。私にとってはじめて素直に頷けた世界。
『その日まで』草野信子さん


11 April, 2017  コレクション映画のこと

あした休みとなれば、できるだけまっすぐ帰り、ちゃっちゃっと片付け、
さっさとお風呂に入る。
さあ、映画の時間。

気になると追っかけになってしまうのは俳優も同じで、探して遡ったあげく、
うーん残念、もあれば、ますますのめり込む場合も。
後者で日本の女優なら、京マチ子。
『赤線地帯』は以前にこのDiaryで紹介したが、戦後間もなくが舞台なのに、
それはないんじゃない!の画像だったためひっこめた。
が、変わっていたので今回は「Collection映画」に。

画像は、手持ちはスキャンしているものの、ほとんどAmazonさんから無断拝借しています。


09 April, 2017  さてさて

ホームページソフトのバージョンアップを、と思いながら、思うばかりで
はや数年。

動かないときはまったく動かないが、なにかのハズミで、ひょい。
けど、そのハズミがなあ。
ということにして、すこしずついじっていると画像がずれたり、元に戻せなかったり。

いま自分が見ているように見えますように。


■今日ご紹介の詩集
・大判の美しい詩集は明るく優雅な世界。でも、ご用心。肩越しにちらちらのぞく暗がり。
『ジャコメッティ・サラダ』豊崎美夜さん


26 February, 2017  2月も終わり。ですが

どちらさまにも新年のご挨拶ができないままでした。


去年、ほぼ一年にわたるなんやかやが落ち着いたと思ったら、こんどは
年明け早々の引っ越し。
帰宅してからも、お正月休みもひたすら荷造り。続く荷解きで、へとへと。
が、ごそごそするのは苦ではない。
正直なところ、けっこう楽しんでいた。


ないものはしょうがない、の私でもいまだ未練たらたらなのが、香港土産の麻雀パイ。
  でかっ! 
みなさんの第一声の通り、1.5倍くらいの大きさ。
当然テーブルにまっすぐ並べることができない。
つまむ、というより、つかむ、かんじ。
・・・実際のところはやりにくいものの、そこはそれ。

今回も念入りに探したが、ない。
もう点数の数え方も忘れてしまったし、囲める環境ではないけれど。


さっぱり動きがないのに訪ねてくださり、詩集や詩誌もほんとうにありがとうございます。
8年目のホームページ『海にもたれて』。
12年目の個人誌『夜凍河』。
どちらも継続中のつもりです。

今年もよろしくお願いします。


 
           
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